開発ボードのジャンパピンは、表 2.1. 「ジャンパピンの割り当て」のように割り当てられています。
表 2.1. ジャンパピンの割り当て
ジャンパ | 割り当て | デフォルトソフトウェアでの使用状況 |
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JP1 | ユーザ設定 | ブートローダのモード設定に使用 |
JP2 | ユーザ設定 | 未使用 |
JP3 | CPU起動モード設定 | - |
JP4 | CPU起動モード設定 | - |
JP5 | CPU起動モード設定 | - |
JP6 | CPU起動モード設定 | - |
JP7 | CPUモジュール設定 | CPUモジュールの型番識別に使用 |
JP3-6の設定により、CPU起動モードを切り替えることができます。起動モードには、フラッシュメモリブートモードとUARTブートモードがあります。
表 2.2. CPU起動モード
JP3 | JP4 | JP5 | JP6 | モード |
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オープン | オープン | オープン | オープン | オンボードフラッシュメモリブート |
ショート | ショート | オープン | ショート | UARTブート |
このモードでは、リセット時にオンボードフラッシュメモリ内のブートローダが最初に起動します。ブートローダは起動後JP1の設定によって、表 2.3. 「フラッシュメモリブートモード」に示すモードへ移行します。
表 2.3. フラッシュメモリブートモード
JP1 | モード | 説明 |
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オープン | オートブート | 電源投入後、カーネルを自動的に起動します。 |
ショート | 保守 | 起動後、保守モードプロンプトが表示されます。 |
このモードでは、CPUのInternal ROM機能のUARTブートが使用できます。
有効にするには、ジャンパを表 2.4. 「UARTブートモードジャンパー設定」のように設定してください。
表 2.4. UARTブートモードジャンパー設定
ジャンパ | 設定 |
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JP3 | ショート |
JP4 | ショート |
JP5 | オープン |
JP6 | ショート |
UARTブート機能は、フラッシュメモリのブートローダーが壊れた場合など、システム復旧のために使用します。詳しくは、項4.6. 「ブートローダーを出荷状態に戻す」を参照してください。
モジュールの型番によって、JP7 を下記のように設定してください。
あやまった設定をすると、正常に動作しないことがあります。
表 2.5. CPU モジュール設定
CPU モジュール型番 | JP7の状態 |
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A50**-U** A50**-U**B(A50**Z-B) | ショート |
A50**-U**C(A50**Z-C) | オープン |
シリアル通信ソフトウェアを起動し、シリアルの通信設定を、表 2.6. 「シリアル通信設定」のように設定してください。
![[警告]](/files/images/manual/warning.jpg) | |
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Armadillo-240では、RS232Cレベル変換アダプターを経由させる必要があります。 |
表 2.6. シリアル通信設定
項目 | 設定 |
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転送レート | 115,200bps |
データ長 | 8bit |
ストップビット | 1bit |
パリティ | なし |
フロー制御 | なし |
デフォルトのフラッシュメモリのメモリマップを、表 2.7. 「メモリマップ(フラッシュメモリ)」に示します。
表 2.7. メモリマップ(フラッシュメモリ)
物理アドレス | リージョン名 | サイズ | 説明 |
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0xa0000000 | 0xa0ffffff | all | 16MB | フラッシュメモリ全領域 |
0xa0000000 | 0xa001ffff | bootloader | 128KB | ブートローダ領域 「loader-a5x0.bin 」のイメージ |
0xa0020000 | 0xa021ffff | kernel | 2MB | カーネル領域 「linux.bin(.gz) 」のイメージ (非圧縮イメージ、gz圧縮イメージに対応) |
0xa0220000 | 0xa0fdffff | userland | 13.75MB | ユーザランド領域 「romfs.img(.gz) 」のイメージ (非圧縮イメージ、gz圧縮イメージに対応) |
0xa0fe0000 | 0xa0ffffff | config | 128KB | コンフィグ領域 flatfsdが使用する領域 |