Armadilloは、Bonjourに対応しています。このため、同じネットワーク上のBonjourに対応するPCから、Armadilloを容易に見つけ出すことができます。
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Bonjourを使ってArmadilloの検出を行います。ここでは例としてWindows環境を使います。他のOSで作業する場合はそれぞれの環境のマニュアルを参照してください。
Windows PCでInternet Explorerを起動します。
Bonjourがインストールされると、Internet Explorer(以下、IE)のエクスプローラー バーにBonjourの表示をすることが可能になります。メニューバーの「表示(V)」→「エクスプローラー バー(E)」→「Bonjour」にチェックを入れてください。
IE左側のエクスプローラー バー「Bonjour」を見てください。
1行目は、Bonjourについて書かれたApple社WEBサイトへのリンクになっています。
その下に「AT Admin on armadillo440-0 [00:11:0C:XX:XX:XX]」,「http on armadillo440-0 [00:11:0C:XX:XX:XX]」と表示されています。これが、Armadilloへのリンクです。「AT Admin on armadillo440-0 [00:11:0C:XX:XX:XX]」をダブルクリックすると、ブラウザにat-cgiのトップページが表示されます。詳しくは「at-cgi」を参照してください。「http on armadillo440 [00:11:0C:XX:XX:XX]」をダブルクリックすると、ブラウザにWebサーバーのトップページが表示されます。
エクスプローラー バーに「http on armadillo440 [00:11:0C:XX:XX:XX]」が表示されない場合は、
「BonjourからArmadilloを発見できない」
を参照してください。「AT Admin」が表示されない場合、
「初期状態でのネットワーク接続機構」
を参照してPCのネットワーク設定を適切に行ってください。
Bonjourによるホスト名の表示は、Armadilloに設定されたホスト名(初期状態では「armadillo440-0」)と同じになります。また、Bonjourのネットワーク名は「.local」となっています。このため、Bonjourから開いたWebブラウザのURLは通常「http://armadillo440-0.local/」となります。
ただし、同じネットワーク上に同一のホスト名が存在した場合(初期状態のArmadilloを複数接続するなど)、この2台目以降のホスト名は、末尾の数字が変化します。例えば、初期状態の名称でこのような状態になると、2台目は「http://armadillo440-1.local/」、3台目は「http://armadillo440-2.local/」…となります。この場合2台目以降のArmadilloは、結果的に「AT Admin」上で設定されたホスト名とBonjourホスト名が一致しないことになりますので、注意してください。
このような場合でも、MACアドレスによって固体を判別することは可能です。Internet ExplorerのBonjourリストにはMACアドレスが表示されますので、S/Nシールに記載されているMACアドレスとの比較で特定することができます。
図6.25「エクスプローラー バー "Bonjour"」
を参照してください。