Armadillo-440 液晶モデルはオーディオコーデックを搭載しており、録音および再生を行うことができます。オーディオドライバーの仕様については、「Armadillo-400シリーズソフトウェアマニュアル」の「オーディオ」の章を参照してください。この章では、オーディオの録音/再生を行う方法について説明します。
Linuxでサウンド機能を実現するには、ALSA[]とOSS[]の2つの方法があります。Armadillo-440液晶モデルのデフォルト設定では、ALSA によるオーディオ機能を提供しています。
ALSAを使用したサウンドの再生にはaplay
コマンドを使用します。オプションの詳細は以下を参照してください。すべてのオプションはaplayのヘルプを参照してください。
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-M
オーディオストリームにメモリマップドI/Oを使用します。
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-t
ファイルタイプを指定します。指定することのできるファイルタイプについてはヘルプを参照してください。
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-f
サンプルフォーマットを指定します。指定することのできるサンプルフォーマットについてはヘルプを参照してください。
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-d
指定の秒数後に終了します。
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-l
全てのサウンドカードとオーディオデバイスを表示します。
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-L
全ての定義された PCMを表示します。
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-c
チャネル数を指定します。
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-r
サンプルレートを指定します。
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-D
使用するPCMを指定します。
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-h
ヘルプが表示されます。
ALSAを使用したサウンドの録音にはarecord
コマンドを使用します。
arecordのオプションはaplayと同じになっています。
ALSAを使用して再生/録音時の音量を変更するにはamixer
コマンドを使用します。
[control]には、変更対象のコントロール名を指定します。有効ないくつかのコントロール名は、表8.1「コントロール名」を参照してください。
表8.1 コントロール名
コントロール | 説明 |
---|
'Headphone' | ヘッドフォンの音量 |
Mic | マイクの音量 |
全てのコントロールとその音量などを確認するには以下のコマンドを入力します。
[value]には、音量を0(ミュート)から63(最大)の間で指定します。