Armadillo-410の電源回路の構成は次のとおりです。
入力された電源電圧(VIN)をパワーマネジメントIC(PMIC)で各電圧に変換し、各インターフェースおよび内部回路に供給しています。電流容量の制限を超えないように、外部機器の接続や供給電源の設定をおこなってください。
+3.3V_CPUからの出力可能な電流値はSDインターフェース(CON1)、拡張インターフェース(CON2)の合計で最大220mAとなります。
PMIC_ONOFF*信号を2秒以上GNDにショートすると、パワーマネジメントIC(PMIC)は電圧出力を停止します。再度PMIC_ONOFF*信号をGNDにショートすると、パワーマネジメントIC(PMIC)は立ち下がりのエッジを検出することで電圧出力を開始します。
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電源入力ピンからパワーマネジメントIC(PMIC)にかけて、過電流、過電圧保護素子、突入電流の制限素子は実装していませんので、必要に応じて対策を行うようお願いいたします。装置の安全設計には万全を期し、信頼性および安全維持のための措置を十分に講じた上でお使いください。
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Armadillo-410の電源シーケンスは次のとおりです。
I2C経由でパワーマネジメントIC(PMIC)を操作することにより、+3.3V_IOを任意のタイミングで立ち上げることが可能です。
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リセット動作となる可能性があるため、VINは100ms以内に+3.1V以上まで単調増加で立ち上げてください。
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Armadillo-410のリセット回路の構成は次のとおりです。
Armadillo-410のリセットシーケンスは次のとおりです。
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外部からリセットする場合、確実にリセットさせるため、EXT_RESET*信号には1msec以上のLow期間を設定してください。
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JP1(CON15の1ピン)の設定により、オンボードフラッシュメモリブートと、UARTブートモードを選択することができます。
オンボードフラッシュメモリブートでは、フラッシュメモリのブートローダーリージョンに配置されたブートローダーが起動します。標準のブートローダーであるHermit-Atでは、JP2(CON2の42ピン)の設定によって自動でカーネルをブートするオートブートモードか、各種設定を行うための保守モードを選択することがきます。
なお、JP2の設定によってオートブートモードが選択されている場合でも、起動時にSW1_CN(CON2の43ピン)にLowが入力されている時は、Hermit-Atのオートブートキャンセル機能により保守モードで起動します。
UARTブートモードは、フラッシュメモリのブートローダーが壊れた場合など、システム復旧のために使用します。
JP1、JP2の設定と起動モードについては次のとおりです。
表5.1 JP1、JP2の設定と起動モード
JP1 | JP2 | 起動モード |
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Low | Low | オンボードフラッシュメモリブート/保守モード |
Low | High | オンボードフラッシュメモリブート/オートブートモード |
High | - | UARTブートモード |
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JP1はCON15の1-2ピンをオープン状態でLow、ショート状態でHighに設定することができます。JP2の操作をする場合は、拡張ボード側でコネクタ等を実装してください。Armadillo-410拡張ボードでは、JP2にピンヘッダを実装しており、JP2をオープン状態でHigh、ショート状態でLowに設定することができます。
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