第1章 はじめに

このたびはArmadillo-220をお買い求めいただき、ありがとうございます。

Armadillo-220はイーサネットとシリアルインターフェース、USBホスト機能、及び汎用I/Oインターフェースを持つ超小型ネットワークコンピュータです。ご購入頂いたそのままの状態で、USBポートに接続したUSBメモリ [1] の内容を、内蔵のWEBサーバで公開する機能を搭載しています。

標準OS(オペレーティングシステム)にLinuxを搭載していますので、フラッシュメモリの内容を書き換えることで、Linuxの豊富なソフトウェア資産を利用することができます。また、Cなどのプログラミング言語を使用して、オリジナルのプログラムを作成し動作させることが可能です。

本マニュアルには、ご購入時の状態のArmadillo-220で利用できる各種機能の利用方法が記載されています。Armadillo-220をカスタマイズしてご利用される場合は、「Armadillo-200シリーズソフトウェアマニュアル」を参照してください。

利用できる機能は、以下のとおりです。

PCからWEBブラウザで簡単設定

ネットワークに接続されたPCのWEBブラウザで、ネットワーク設定などの変更やファームウェアのアップデートなどを行うことができます。

USBメモリ内データWEB公開機能

Armadillo-220のUSBポートに接続したUSBメモリ内の画像データを、WEBブラウザから見ることができます。

SSH(Secure Shell)機能

SSHプロトコルを利用して、ネットワーク接続されたPCからArmadillo-220のコンソールにログインすることができます。

以降、本書では他のArmadilloシリーズにも共通する記述については、製品名をArmadilloと表記します。



[1] 他のストレージクラスのUSB機器(USB HDDなど)も、もちろん利用可能です。