第5章 基本操作

ワイヤレスネットワークインタフェースの設定を行うツールについて簡単に説明します。Armadillo-420やArmadillo-440のユーザーランドイメージでは、ここで説明する全てのコマンドがデフォルトの状態でインストールされた状態となっています。

5.1. iwconfig

ワイヤレスネットワークインタフェースの参照・設定を行います。

構文

iwconfig [インタフェース名] [パラメータ]

パラメータ
essid ESSID

ESSIDを指定します。

channel チャンネル

チャンネルを指定します。

mode モード

接続モードを指定します。モードには、インフラストラクチャ接続なら「Managed」、アドホック接続なら「Ad-Hoc」を指定します。

5.2. iwlist

ワイヤレスネットワークインタフェースの詳細情報を表示します。

構文

iwlist [インタフェース名] [パラメータ]

パラメータ
scan

周囲のアクセスポイントとアドホック端末を表示します。

channel

設定可能なチャンネルを表示します。

rate

設定可能な通信レートを表示します。

5.3. iwpriv

ワイヤレスネットワークインタフェースのプライベートパラメータを設定・取得します。

構文

iwpriv [インタフェース名] [プライベートコマンド][6]



[6] プライベートコマンドは、iwpriv [インタフェース名]を実行することで一覧されます。