第12章 JTAG ICEを利用する

本章では、ARMのデバッグを行うために、JTAG ICEを接続する方法について説明します。

12.1. 準備

JTAG ICEのケーブルを、JTAGインターフェース(CON1)に接続します。信号配列などのJTAGインターフェースについての詳細は、「CON1 JTAGインターフェース」を参照してください。

12.2. 機能選択スイッチの設定

機能選択スイッチの JTAG 設定を Coresight デバックポート(SW1.5 を OFF、SW1.6 をON)に設定します。

[警告]

機能選択スイッチの JTAG 設定を Coresight デバックポートに設定した場合は、CPU がシングルコアで動作します。CPU がシングルコアで動作している場合は、Linuxカーネルの起動ログに次のように表示されます。

Unable to boot CPU1 when MD21 is set
CPU1: failed to boot: -524

12.3. 接続確認

「準備」に従って設定されている場合に、CPUは次のように見えます。

項目
デバイスID0x4BA00477
コマンド長4

12.4. 各種デバッガへの対応について

お使いのデバッガがArmadillo-EVA 1500に対応しているか等の情報につきましては、各デバッガメーカにお問い合わせください。