第3章 セットアップ

3.1. 各部名称

Armadillo-210の各部名称と機能を簡単に説明します。

Armadillo-210のインターフェース

図3.1 Armadillo-210のインターフェース


  1. LAN Link LED(緑)

    LANのリンク状態を表示します。

  2. LAN Active LED(黄)

    LANのアクティブ状態を表示します。

  3. ジャンパピン

    ジャンパピンの設定に関する詳しい説明は、ハードウェアマニュアル「5. 各種インターフェース仕様」のジャンパピンに関する記載をご覧下さい。

  4. LANコネクタ

    LANケーブルを接続するコネクタです。PoE(Power Over Ethernet)に対応しています。

  5. MACアドレス表記

  6. デバッグ用シリアルコネクタ

    ソフトウェアを開発する場合に使用します。初期状態では使用しません。

  7. シリアルコネクタ

    シリアルケーブルを接続するコネクタです。

  8. 電源コネクタ

    ACアダプターを接続するコネクタです。DC9V~48Vの範囲のACアダプターをご利用になれます。

  9. LED(緑)

    Armadillo-210の電源状態を表示します。通電している状態で点灯します。

  10. LED(赤)

    Armadillo-210の起動状態を表示します。起動が完了すると消灯します。

  11. 拡張コネクタ [4]

3.2. 準備するもの

Armadillo-210を使用するにあたり、通常必要とされるものを以下に記載します。

  • シリアルケーブル(Armadillo-210と接続する機器に合わせてクロス、ストレートを選択。PCと接続する場合はクロスを使用)

  • LANケーブル(カテゴリ5以上のストレートケーブル。PCと直接接続する場合はクロスケーブル)

  • ACアダプター(9~48V)またはPoE(Power Over Ethernet)対応HUB

3.3. ケースの作成

以下の図のようにArmadillo-210をケースに収め、付属のネジで固定して下さい。

ケース作成方法

図3.2 ケース作成方法


[警告]

ケースをネジ止めする時は、ネジが真っ直ぐになるようにして下さい。斜めに止めるとネジが周辺部品(C70)に接触し故障の原因となります。ご注意下さい。

[警告]

ネジをきつく締めすぎると、ケースが破損する恐れがありますので十分にご注意下さい。

3.4. ケーブルの接続

シリアルケーブル、LANケーブルを正しく接続して下さい。

3.5. 電源の投入

Armadillo-210では通常のACアダプターの他にPoE経由での電源供給が可能です。

ACアダプターを利用される方は、ACアダプターを電源コネクタに接続して下さい。また、PoEを利用される方は、LANケーブルをLANコネクタに接続して下さい。

Armadillo-210に電源が投入されると、LED(緑)とLED(赤)が点灯し自動的に起動が開始されます。起動が完了するとLED(赤)が消灯します。

3.6. Armadillo-210の終了

ACアダプターを抜くとArmadillo-210は終了します(PoEでご利用の場合は、LANケーブルを抜くと終了します)。ただし、Armadillo-210が内部の設定を変更している最中に電源を切断した場合、設定が正しく保存されない恐れがありますのでご注意下さい。Armadillo-210が設定の変更を行う状況は、以降の章で説明します。



[4] A2100-D00には拡張コネクタが付属されています。A2100-C01では実装されています。